仮想マシンの複製(クローニング)

以前はVBoxmanageコマンドでしか行えなかった仮想マシンの複製(クローニング)が、VirtualBox4.1からGUIで行えるようになりました。
また、新機能としてLinked Cloneが使えるようになりましたので、普通のCloneとLinked Cloneの違いや使い方を紹介していきます。

仮想マシンの複製(クローニング)のやり方

VirtualBoxマネージャー画面から複製元となる仮想マシンを選択し、右クリックまたは上部のメニューの中から「Clone」を選択します。

 

仮想マシンのクローンウィザードが立ち上がりました。
既に複製先の仮想マシンの名前が「複製元の仮想マシン名+のクローン」として入力されていますが、自分の好きな名前に変更します。
もちろんこのままでも問題ありません。

「すべてのネットワークカードのMACアドレスを再初期化」のチェックボックスですが、これは複製先の全てのネットワークカードのMACアドレスを新しいものに変更する設定です。
複製先のゲストマシンをゲストの仮想マシンと同一のネットワークに置いた時に、MACアドレスが同じだと通信に障害が起きる為、複製先のMACアドレスを変更しておきます。

クローンのタイプの画面ではクローンのタイプを選択します。

複製(クローニング)には以下のタイプがあります。

  • すべてをクローン
    完全な複製(クローニング)を行います。
    ゲストマシンの設定ファイルはもちろん、複製元の仮想ディスクも設定したゲストマシン名で新たに作られます。
    ディスクを丸ごと複製する為に、処理に時間がかかります。
  • リンクしたクローン
    複製元のゲストマシンを元にして、その差分で複製先のゲストマシンを作成します。
    ゲストマシンの設定ファイルは新たに作られますが、仮想ディスクについては、複製元の仮想ディスクの差分ディスクが自動的に作成され、複製先のゲストマシンに接続されます。
    リンクしたクローンの処理は一瞬で終わります。

「クローン」ボタンをクリックするとゲストマシンの複製(クローニング)が始まります。
かわいい羊が表示されていますね。Cloneだけにクローン羊のドリーでしょうか。

クローニング処理が終わるとVirtualBoxマネージャーの画面に複製されたゲストマシンが表示されます。

リンクしたクローニングを行う上での注意

複製元の仮想ディスクついては注意が必要です。

リンクしたクローンで仮想マシンが作られると、複製元のゲストマシンのディスクから新たに差分ディスクが作成され、複製元のゲストマシンに接続されます。
つまりリンクしたクローンでは複製元のゲストマシンにも変更が加わってしまうことに注意が必要です。

複製元ではスナップショットが自動的に取られます。
というより、このスナップショットを親に、複製元と複製先が枝分かれしていくようなイメージでしょうか。

リンクしたクローンの削除の仕方

複製先のゲストマシンを削除するだけでなく、複製元の「Linked Base for ・・・・」というスナップショットを削除することで、Clone時に変更された複製元の変更不可ディスク差分ディスクが消去されます。

仮想ディスク単体のコピーについてはこちら「仮想ディスクの複製(クローニング)」を参照してください。