CDが読み出せません!

投稿者名: 
Aqualight
ホストOS: 
Windows7
ゲストOS: 
Windows7
本文: 

 読者の皆様 こんにちは、こんばんは。 Aqualight です。
さて今回はタイトルのとおり、光学メディア(CD、DVD、Bul-ray)に関する話です。
タイトルからは質問フォーラムが適切と思われますが、雑談を交えての VirtualBox の仕様公開となります。
(まぁ、だから「仮想マシンはゲームに不適切」という事になってしまうのですが)

 

 今回は結論から先に書いてしまいます。

VirtualBox の光学ドライブでは一般的な形式しか読めない

要はこういう事なのですが、これに関する幾つかの話を書いてみたいと思います。

 

 実はですね…
VirtualBox が Ver5 になった事から、Ver5 では どう変わったかを「ゲーム動作報告」に追加しようとしたのです。
そして新たに古いゲームのメディアも見つけたので、それも追加しようと思った訳です。

 最初に試したのが DIABLO Ⅱ でした。
DIABLO(Ⅰ)は Ver5 でも動作したのですが、Ⅱ はやはり従来と同じ症状となります。
Ⅱの場合、ゲーム・ランチャの起動は可能でも、オリジナル・ディスク(不正コピー検出機能)であるにも関わらず
「不正コピー品」と判定され、ゲーム開始に至りません。
この DIABLO Ⅱですが、ホストOS、ホストマシン なら動作します。
(XP までだと問題なく動作し、Win 7 以降だと描画に難がありますが、プレイは可能です。)

 ところで、メディアに対するプロテクトってご存知ですよね?
目的は不正コピー防止で、この技術はソフトウェア・メディアがフロッピーだった頃から存在します。
理屈は簡単で、異常フォーマットを利用し、ハードウェアではアクセス可能ですが、OS からはアクセス不能な位置に
オリジナル確認データを書き込んでおき、アプリによる直接ドライブ制御によって正規品であるか否かを判断しています。

 プロテクトの掛かったゲームメディアの単純コピーを行うと、OSからは認識不能な領域に書かれた
オリジナル認証コードやデータはコピーされず、この部分の有無によってオリジナル判定を行います。
今回の障害はオリジナルであるにも関わらず、それがコピー品と見なされた訳ですから、
アプリ側からの制御にも関わらずハードウェアが反応しなかった事によってコピー品と判断されたものと思われます。
実機では可能な事が出来なかった訳で、それこそ VirtualBox 側の仕様によると考えられます。

 因みに、このプロテクトを解除する最も簡単な方法はプログラムコードを解析し、判定結果によるジャンプ先を
正常/異常に関わらず、プレイ可能なアドレスに書き換えてしまう改造です。
自身でのみ使う事を目的としてのバックアップは現在も合法ですが、これを二次配布用に使う事は完全に違法です。
ソフトウェア・メディアがフロッピーだった頃は、コピーツールにも存在意義はありましたが、現代では暗号化手法が用いられ
解除キーが著作権者団体によって管理されているため、コピーツールは意味を成さなくなってしまいました。
ですが、プロテクト技術も人の手による技で、必ずプロテクト解除可能で、現在もイタチゴッコ状態が続いています。
特にビデオ分野ではコピーという手法は完全に廃れ、動画キャプチャという手法が主流になっています。
またアプリなどでは「クラッキング」と呼ばれる違法改造が主流ですが、ユーザー認証などが対抗手段になっています。
何より正規ユーザー以外はその後のメンテナンスも受けられず、そのメンテ自体が最も重要だったりします。
くれぐれも「クラッキング」など違法行為を行わないで下さい。 メリットは何もありませんから。

 

 続いて【 GDGET - Past as Future - 】という「シナジー幾何学」という会社が作成したゲームです。
これ、ゲームと言うより「インタラクティブムービー」と呼んだ方が正解かもしれませんが、非常にビジュアルなRPGです。
1997年に発売され CD-ROM 4枚組。 動画部分もフルCGで描かれ、当時としては豪華な物でした。
元々が Mac 主体に作成されていて、Windows でも QuickTime Player がインストールされていればプレイ可能です。
という事で、私の所有している版のメディアは <ガジェット完全版>として公開されたMac 、Windows 両対応のハイブリッドCDなのです。

 当時は まだ Windows 95 の時代で、Mac は Windows マシンに対向するため Power PC というCPUを搭載していました。
VirtualBox は 95系の Windows には対応していませんが、実用上不便なだけで運用は可能です。
また 動画再生エンジンとして QuickTime を利用し、インストールの有無を自動判定し、インストールされていなければ
QuickTime を自動インストールした上でディスクの autorun 機能から自動再生します。
そしてリアルマシンでは、Windows 98 ~ 2000 でも動作する事は確認しています。
もちろん VirtualBox ではゲストOSに Windwos 2000 を選択します。

 この「ハイブリッドCD」は VirtualBox にとって鬼門のようです。
どういう事が起こったかと言うと…

  • ディスクフォーマット上、ファイル名やファイル数などファイル情報部分は可読
  • HTML やテキスト ドキュメントを開くと「内容が無い」と表示される
  • 当然、プログラムファイルは(内容が NULL なので)実行不能

ところがですね…
ホストOSでアクセスすると、ファイル情報とその内容のどちらも読み込めるのです。

 「ホストだとアクセス可能なのにゲストからだとファイル情報しかアクセス出来ない」

・・・という事なのです。

 最初、 VirtualBox のエンバグを疑いました。
実際、 Ver5 から Ver4.1.0 までバージョンダウンして試してみましたがNGでした。
DIABLO Ⅱ の結果からも、「 VirtualBox は一般的フォーマット以外のメディアは読めない…」という事が判明してしまいました。

 

 さて皆様、これが何を意味するか、お判りでしょうか?
実は 「VirtualBox はゲームに対応していない。」という事なのです。

 殆どのゲームには何かしらのコピープロテクトが掛かっている訳です。
そのプロテクトの大部分がメディアの異常フォーマットを利用したもので、当時はユーザー認証式は少ないからです。
現代のゲームはユーザー認証型プロテクトが多いのですが、古いゲームは大部分が異常フォーマット型です。
露骨に言えば「過去資産としてのゲームは大部分が実行不能」という事になります。

 実際には試してみなければ何とも言えません。
それでも違法コピー防止用にメディア・アクセスするプロテクトだと大部分がNGになる筈です。
で、この状態をもって、「VirtualBox ではゲームが動かない!」が成立してしまう訳です。

 VMware player との比較を行なえば、この点で VMware に軍配が上がります。
さすが「売り物」といった印象は拭えません。
ところが VMware は グラフィック描画のハードウェア・アクセラレーションを行わず、全ての描画がエミュレーションなのです。
「動くけれども遅い!」という印象は拭えず「安定性のみ」という印象になってしまます。
結果、「ゲームをプレイするなら VMware player 」になってしまうのですが、遅さだけは否めません。
仮想マシンを民生品とする場合、相対的には VMware が動作アプリ数で有利なのですが、それは単に「競争相手が居ない」
というだけのような気がします。
VirtualBox にも民生品としての「ウリ」が欲しいと思った次第です。
そうしないと「普及」という点で仮想マシンの進歩は無いのかもしれません。

 

 

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