VirtualBoxバージョン6.0 の正式版がリリースされました

Oracleは世界で最も人気のある無料かつオープンソースのクロスプラットフォーム仮想化ソフトウェアの最新リリースであるOracle VM VirtualBox のメジャーバージョンアップであるVirtualBox6.0がリリースされました。

VirtualBox6.0はOracle Cloud Infrastructureと緊密に統合されているため、組織や開発者はオンプレミスでより簡単かつ柔軟にアプリケーションを作成し、数回のクリックでクラウドにデプロイできます。

6.0の新機能は以下のとおりです。

  • Oracle Cloud Infrastructure(OCI)との統合
    OCIへの仮想マシンのエクスポートをサポートし、シームレスな連携を可能にした。
  • Nested Virtualizationのサポート
    Oracle VitrtualBoxやOracle VM Server、KVMなどのハイパーバイザをVirtualBoxの仮想マシンにインストールできるようにする、多重仮想化機能を追加。
    これにより、より柔軟な開発及びテスト環境を構築することが可能になった。
  • 仮想マシン及びディスクイメージの移動
    ディスクイメージだけではなく、仮想マシンを別のところに移動させることが可能になった(?後日要検証)。
  • OVF/OVAファイルのエクスポート及びインポート機能の改善
    エクスポートとインポートをする際のオプションを追加し、機能を改善した。
  • 仮想マシンのクローニング機能の強化
    新しいオプションを使用することでクローニングした仮想マシンのハードウェアUUIDを保持できるように改善。
  • ユーザーインターフェースの変更
    いくつかの使いやすさの向上を図っている。
  • ゲスト制御ファイルマネージャ
    ホストOS-ゲストOS間でファイルをやりトルする際の新しいファイルマネージャーを追加
  • 改良された3Dグラフィックサポート
    3Dグラフィックスを表示するためのパフォーマンスが向上し、VMSVGA(VMwareのグラフィックスコントローラ)デバイスをエミュレートする機能を追加。
  • FUSEを使った仮想ディスクイメージのマウント機能の追加
    MacOS Xホスト用の新しいコマンドvboximg-mountによりVirtualBoxの仮想ディスクイメージへのrawアクセスを可能にします。
  • Microsoft Hyper-Vとの統合の向上
    Hyper-Vが実行されているWindowsホストでVirtualBoxを使用できるようになった。
    特に設定の必要はなく、Hyper-Vを自動的に検出し、Hyper-Vをホストの仮想化エンジンとして使用します。
    これは実験的なサポートです。

機能強化の詳細なリストおよび詳細については、 『Oracle VM VirtualBox 6.0リリースノート』を参照してください。