VirtualBox6.0のメンテナンスリリースです。
主にバクフィックスがメインとなっていますが、注目はLinux Kernelの5.xが新たにサポートされたことでしょう。
その他6.0.6での主な修正内容は以下のとおりです。
仮想化コア
- ネストされたAMD仮想化関連機能を修正
ユーザーインタフェース
- ファイルマネージャのディレクトリコピー機能の修正
- コンテンツをコピーするときのファイルマネージャの操作進行状況を修正
- スナップショット削除時の操作進行状況を修正
- 最近のUbuntuゲストのサイレントインストールに関する機能を修正
- 新しい仮想ディスクのセクタサイズを512で割り切れるように修正
ストレージ
- LsiLogicデバイス用に保存された状態の読み込みを修正(6.0.0リグレ)
- 特定のQCOW2(QEMU Copy On Write)イメージの読み取りを修正し、読み取り専用形式のバージョン3をサポート
- NetWare IDEドライバがバスマスタリングを使用できるようにするためのIDE PCIエミュレーションの向上
グラフィック
- 以前はひどくスクランブルされた画面しか表示されなかった古いXサーバーで動作するようにVMSVGAサポートを改善
- マウス統合していない時にマウスカーソルが見えないVMSVGAエミュレーションの問題を修正しました
- EFIをVMSVGAエミュレーションで動作させるようにしました
- VMSVGAエミュレーション時に最後のゲスト画面サイズを覚えるように修正
- VMSVGAエミュレーション時のRDPをゲストに関する問題を修正しました
- その他さまざまな追加のVMSVGAエミュレーション修正
オーディオ
- DirectSoundバックエンド用に実装されたオーディオデバイスを列挙
ネットワーク
- Windowsホストアダプタネットワークパケット内の不要なパディングバイトを修正しました
シリアル
- ホストデバイスを使用しているときにWindowsでクラッシュする可能性があった問題を修正しました(6.0.0リグレ)
Linuxゲストでのブート中にゴミが送られるエミュレーションでのループバック処理を修正しました(6.0.0リグレ)
共有フォルダ
- 保存された状態を復元した後に重複するフォルダの問題を修正しました
ゲスト内でハングする問題を修正しました
ドラッグアンドドロップ
- ゲストホストからのファイルのコピーを修正しました
レコーディング
- VBoxManageによる設定変更を修正しました
- マシンにアクセスできない無効な追加データ文字を修正
VBoxManage
クラッシュする問題を修正
仮想マシンの起動失敗時のハングを修正しました
Windowsホスト
- スタンバイからの不要なウェイクアップを修正しました
- ホストキーとして一時停止を許可しないように修正
Linuxホスト
- Linux 5.0と5.1をサポート
- カーネル4.4.169をサポート
- Linuxカーネルモジュールを構築する際のロギングを修正しました
- セキュアブートによるLinuxホストドライバの構築を明確化しました
FreeBSDホスト
- コンパイル修正
インストーラ
- パッケージのサイズを縮小
Webサービス
- Java 11を扱う
LibreSSLコンパイルを修正
Windowsゲスト
- WDDMドライバで複雑なディスプレイトポロジを使用する実行中のアプリケーションを修正
- Skype for Businessがハングアップするのを修正
- WDDMドライバとVBoxSVGAアダプタで時々起こるゲストクラッシュを修正しました
- 共有フォルダファイル作成検出問題を修正
Linuxゲスト
- 共有フォルダのパフォーマンスと信頼性の向上、および欠けている機能
Solarisゲスト
- VBoxClientからのエラーメッセージを修正しました
詳細については、 VirtualBox 6.0のChangelogを参照してください。