Oracle VirtualBoxとは?

Oracle VirtualBoxは無料で使用できる、x86およびIntel64/AMD64の仮想化ソフトウェアです。
VirtualBoxをお使いのOSにインストールして、ホストマシン*1(物理マシン)のハードウェアを仮想化することでバーチャルマシン(仮想マシン)を作成し、別のOS(ゲストOS)をインストールし実行することが出来ます。
例えばWindows 7が動作しているPC上で、別のWindows 7やLinuxなどを実行させる事が可能です。

また、ゲストOSは同時に複数実行させることが出来ます。

*1ここで使われている「ホストOS」や「バーチャルマシン」等の用語については用語の解説を参照してください。

何に使うの?

色々便利に使うことが出来ます。

例えば・・・・

  • サポートが終了したWindowsXPを安全に使いたい
  • アプリケーションの開発用・動画エンコード用など、目的別に複数台のPCを持っていた場合にVirtualBoxで一つのPCまとめ、設置スペースや消費電力を削減
  • 使ったことの無いフリーソフトウェアなどのテスト用PCとして
  • APサーバ・DBサーバをVirtualBoxで仮想化し、Webアプリケーションの開発環境を構築
  • ゲストOSとしてLinuxをインストールし、Linuxのお勉強用に

VirtualBoxの特徴

  • 無償のオープンソース仮想化ソフトウェア
  • 多くの32bit/64bitOS上で動作可能
  • ホスト型のHypervisor
  • 多くの場合においてハードウェアによる仮想化支援が不要
  • 最大で32個の仮想CPUをサポート
  • Guest Additionsをインストールすることにより、ホストOSとゲストOSのシームレスなマウス操作を実現
  • ゲストOSをRDPで操作可能
  • 幅広いUSBデバイスをサポート
  • ACPIをフルサポート
  • スナップショットに対応し、ゲストOSの状態を複数保存可能
  • NICはNATやブリッジ、内部ネットワークなどをサポート
  • iSCSIをサポート
  • PXEブートをサポート
  • マルチスクリーンに対応
  • 共有フォルダを使い、ホストOSとゲストOS間でファイルの共有が可能
  • 1つのディスクを複数の仮想マシンで共有する共有ディスク機能
  • CPUのホットプラグ機能
  • ゲストOS間でメモリをやり取りするメモリバルーニング機能

その他にも様々な特徴があります。