ホストOS
VirtualBoxはホストOSとして、以下のOSをサポートしています。
32bit/64bitどちらのホストOSでも動作します。
Windows
- Windows 7
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 10
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
MacOSX
IntelMacでのみ動作します。
PowerMacでは動作しません。
- 10.12 (Sierra)
- 10.13 (High Sierra)
- 10.14 (Mojave)
Linux
- Ubuntu 16.04 LTS, 18.04 LTS and 18.10
- Debian GNU/Linux 9 (“Stretch”)
- Oracle Linux 6 and 7
- Redhat Enterprise Linux 6 and 7
- Fedora 28 and 29
- Gentoo Linux
- SUSE Linux Enterprise server 12 and 15
- openSUSE 13.2
Oracle Solaris
- Oracle Solaris 11
ホストOSのハードウェア要件
ホストマシンは以下のハードウェア要件を満たしていなければなりません。
出来るだけパワフルなIntelまたはAMDのプロセッサ
コンピュータの中にさらにコンピュータ環境を作るわけですから、処理能力の高いCPUが必要です。
VirtualBoxはSMPに対応しているので出来るだけ多くのコアを搭載したCPU、出来るだけクロックの高いCPUであれば快適に動作します。
自身の経験上1ゲストOS1CPUコアは必要ですので、最低でもデュアルコアのCPUは欲しいところです。
さらにCPUがSSE2に対応している必要があります。
潤沢なメモリー
ゲストOSはホストOSと同様にメモリーを必要とします。
ゲストOSを動作させるにはLinuxでは512MBかそれ以上、WindowsやMacOS、Solarisでは1GBは最低でも必要です。
さらにゲストOS上でアプリケーションを動作させる場合には、その分のメモリーも必要になってくるので、ホストOSには積めるだけのメモリーを搭載した方が良いでしょう。
そういった点では最大で4GB(実際に使えるのは3GBちょっと)しか搭載できない32bitのホストOSは非常に不利です。
できれば64bitOS上で動作させ、ホストマシンにはメモリーを積めるだけ積んだ方が良いでしょう。
広大なディスクスペース
ゲストOSはホストOSと同様に、ハードディスクにインストールスペースが必要です。
ゲストOSによって差はありますが、8~30GB程必要になります。
ゲストOS
VirtualBoxにインストールできるOS(ゲストOS)として、以下のOSをサポートしています。
- Windows NT 4.0
- Windows 2000 / Windows XP / Windows Server 2003 / Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 / Windows Server 2008R2 / Windows 8 / Windows Server 2012 / Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2/ Windows 10 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019
- MS-DOS / Windows 3.x / Windows 95 / Windows 98 / Windows ME
一部機能の制限があります。またGuestAdditionsは提供されません - Linux 2.4
機能制限あり - Linux 2.6
カーネルバージョンが2.6.13以上のものを推奨 - Linux 3.x
- Oracle Solaris 10及びOracle Solaris 11
- FreeBSD
一部機能の制限があります。またGuestAdditionsは提供されません - OpenBSD
一部機能の制限があります。またGuestAdditionsは提供されません - OS/2 Warp 4.5
MCP2のみサポート。GuestAdditionsは提供されません - MacOSX
VirtualBox3.2より実験的なサポートを開始
MacOSXをゲストOSとして使う際の注意
VirtualBox3.2からMacOSXをゲストOSにすることに対して実験的にサポートしています。
他の仮想化ソリューションはMacOSXに対してブートローダーなどの変更を加える必要があるのに対して、VirtaulBoxは特定のHackは必要としません。
しかしMacOSXをインストールする際にはいくつかの注意があります。
- MacOSXはApple社のハードウェアに対してライセンスされたソフトウェアです。
- MacOSXはAppleハードウェア上で実行されているかを確認しています。この仕様はVirtualBoxを使っても回避できず、引き続き確認が行われます。
- Appleが認めたCPUのみサポートされます。
そのためあなたがお使いのCPUがMacOSXのビルドより新しい場合はインテルのCPUは、Mac OS Xのビルドよりも新しい場合、またはインテル以外のCPUを使っている場合は、起動中に最もOSパニックが発生する可能性があります。
ご使用のAppleハードウェアに付属のMac OS XのDVDを使用するのが最善です。 - MacOSXのインストーラはハードディスクがパーティションで分割されているのを前提としているので、「ツール」メニューからディスクユーティリティを起動し、ハードディスクをパーティションに分割する必要があります。その後、ディスクユーティリティを閉じて、インストールを続行します。
32ビットのホストOS上の64ビットのゲストOSについて
VirtualBoxは以下の条件が満たされていれば、32ビットホストオペレーティングシステムであっても、 64ビットゲストOSをサポートします。
- ハードウェア仮想化をサポートする64ビットプロセッサが必要です
- 64ビットサポートを必要とする特定のVMに対してハードウェア仮想化を有効にする必要があります。ソフトウェア仮想化は64ビットVMではサポートされていません。
- 32ビットホストオペレーティングシステムで64ビットゲストサポートを使用する場合は、特定のVM用に64ビットオペレーティングシステムも選択する必要があります。 32ビットホストで64ビットをサポートすると、オーバーヘッドが増加するため、VirtualBoxは明示的な要求でのみこのサポートを有効にします。
64ビットホスト(通常はハードウェア仮想化のサポート)には、設定に関係なく64ビットゲストOSが常にサポートされているため、ゲストに64ビットオペレーティングシステムをインストールするだけで済みます。
どのホストでも、64ビットモードで使用する予定の仮想マシンに対してI/O APICを有効にする必要があります。
これは、64ビットWindows VMの場合に特に当てはまります。
さらに、64ビットWindowsゲストの場合、AMD PCNetカード用の64ビットドライバはサポートされていないため、VMがIntelネットワークデバイスを使用していることを確認する必要があります。
VirtualBoxグラフィカルユーザーインターフェイスの「VM作成」ウィザードを使用すると、VirtualBoxは選択された各64ビットオペレーティングシステムタイプに対して正しい設定を自動的に使用します。